[PR]

 車間距離を極端に詰めたり無理な追い越しをしたりする「あおり運転」について、全国の警察が1~7日に高速道路で初の一斉取り締まりを実施し、道路交通法の車間距離保持義務違反で1088件を検挙した。警察庁が8日発表した。

 運転をめぐり、暴行や傷害事件が起きるトラブルはなかった。検挙が最も多かったのは兵庫県警の434件で、静岡95件、愛知81件、福岡69件、埼玉60件の順。14府県は違法行為の確認にヘリコプターを使った。他に進路変更禁止違反56件、追い越し方法違反110件、合図不履行違反41件を検挙した。

 高速道路で昨年1年間に車間距離保持違反で検挙されたのは6139件。今年は1~3月で1955件だった。担当者は「あおられたら走行を続けるのは危険。パーキングエリアやサービスエリアに避難し、安全確保を最優先して通報を」と呼びかけている。

 神奈川県の東名高速で昨年6月、家族4人が死傷する事故は「あおり運転」が背景にあった。その後も各地で同様の事案が相次ぎ、警察庁は今年1月、悪質で危険な運転者に対する免許停止の行政処分を積極的に適用するよう全国の警察に指示した。(小林太一)