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 米海軍が開発中の超音速の対艦ミサイルなど、潜水艦や水中戦に関する機密データが、中国政府系のハッカーに大量に盗まれていたことが分かった。ワシントン・ポスト紙が8日、報じた。米海軍が連邦捜査局(FBI)とともに調査している。

 同紙によると、ハッキングがあったのは今年1~2月。海軍水中戦センター(ロードアイランド州)と契約する業者のコンピューターから、614ギガバイトに及ぶデータが盗まれた。その中には、潜水艦の信号やセンサー、暗号のデータなども含まれていたという。調査によると中国の情報機関である国家安全部のハッカーによる仕業だとしている。

 コーツ国家情報長官は今年2月、米国企業に対する中国のサイバー攻撃の多くは、軍との契約企業や政府のネットワークを支援する技術業者を標的としていると報告。ここ数年でも、F35戦闘機や地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」の情報が中国側にわたっていたとされる。

 冷戦終結後、米国の対艦兵器の開発は停滞していたが、近年中国が新型潜水艦などの開発で追い上げてきていることなどから、米国防総省は技術開発に力を入れている。(ワシントン=香取啓介)

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