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 千葉大学病院(千葉市中央区)で、患者9人のCT検査の診断結果を医師が見落とすなどしてがんの診断が遅れ、このうち4人の治療に影響があり、2人が腎臓や肺のがんで昨年亡くなっていた。病院は8日に記者会見を開いて謝罪し、経緯などを説明した。

 病院の説明によると、9人は2013~17年にCT検査などを受けた30~80代の男女。このうち60代の女性が昨年12月に腎がんで、70代の男性が同6月に肺がんで亡くなった。60代の女性は13年、腸の病気の経過観察の際に画像診断報告書でがんの疑いが指摘されていたが、4年以上も治療が遅れたという。

 医療安全管理責任者の市川智彦副院長は「診療科の担当医は自身の専門領域を診るところに力を注いでいる。それ以外の確認不足が生じた」と話し、大半のケースで診療科の医師が専門領域外の部位のがんについて確認不足だったと説明。ただ、肝がんの精査でCT検査をした80代の女性については、膵(すい)がんの指摘も見落とされていた。

 病院は外部識者も交えた調査委…

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