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 「健康寿命日本一のまち」を目指している神奈川県藤沢市が今年度、市民が口腔(こうくう)がんに関心を持ち、検診を受けやすいようにと予定していた口腔がん検診の機会を広げるサービスについて、導入を中止した。地元歯科医師会との協議がまとまらなかったためで、市は8日の市議会・厚生環境常任委員会で陳謝した。

 市はこれまで口腔がん検診を毎年度3回(定員各50人)、特定日時に同じ場所で行ってきた。今年度からは検診機会を増やすため、新たにサービス拡充を検討。今月1日から10月末まで、指定の各歯科医院で毎年実施される20歳以上の一部市民を対象とした虫歯や歯周病などの検診のときに、受診者が希望すれば口腔がん検診も合わせて受けられる予定だった。今年度の対象者は約6万1千人。

 どちらの検診も、地元歯科医師会に委託して行われる事業。市側の説明では、歯科医師会側との協議は順調に進み、計画通り実施できると一度は判断。しかし、検診内容や委託料などをめぐる最終確認を十分せず、認識の違いが最後まで埋まらなかったという。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(小北清人)