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 春の選抜高校野球で連覇した大阪桐蔭と愛知の強豪校との「招待試合」(愛知県高校野球連盟)は10日、愛知県岡崎市の岡崎市民球場であり、中京大中京が大阪桐蔭を12―4で破った。この試合で、西愛知大会を前に頭角を現してきた中京大中京の1年生内野手・印出(いんで)太一が3安打2打点の活躍を見せた。春はどん底を味わったチームにも光明が差した。

 この日、5番一塁手で先発した印出は、低く、強い打球を左右に放った。三回に、1死二、三塁の好機で中堅への2点適時打を放ち、五回も左前打で出塁し、決勝点となる5点目のホームを踏んだ。

 チームとしては、主力をそろえた大阪桐蔭の横川凱(かい、3年)、柿木蓮(同)、森本昂佑(こうすけ、同)の3投手に17安打を浴びせて打ち崩した。試合後、印出は「選抜の優勝チームに勝てて、チームとしても、個人としても自信になった。勢いをつけて、先輩たちと長い夏を過ごしたい」と話した。

 名古屋市出身で、中学時代は愛知・東海中央ボーイズに所属。中学3年で世界少年野球大会の日本代表に選ばれ、世界一も経験した。中学時代は主に捕手。捕球のうまさを買われ、春の県大会以降、一塁手として先発を任されるようになった。

 印出を一塁手に据えることで、打撃の要で本来外野手の鈴木康太(3年)が内野から外野に戻った。結果的に鈴木が打撃に専念できるようになり、打線も息を吹き返しつつある。高橋源一郎監督も「やっとメンバーを固定できるようになってきた」と手応えを口にした。

 中京大中京は春の県大会2回戦で、公立の進学校・西春にコールド負けを喫し、夏の西愛知大会はノーシードで臨む。(高岡佐也子

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