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 東日本大震災の「月命日」の11日、津波で多くの職員が犠牲になった岩手県大槌町の旧役場庁舎の解体工事差し止めの仮処分を、住民団体代表らが盛岡地裁に申し立てた。代表らが「解体の前にやることがある」と主張する一方、町は解体する方針を変えておらず、18日にも始まる解体工事の日程が迫っている。

 仮処分を申し立てた住民団体「おおづちの未来と命を考える会」代表の高橋英悟・吉祥寺住職(46)は県庁で会見した。「月命日に遺族の心を騒がせてしまうかも知れない」としつつ、「(平野公三町長に)何度もお願いしてきたが、対話の時間もないままに(解体計画が)進められている。子や孫に何を残せるか考えるため、やむを得ずこのような形を取ることになった」と説明した。

 大槌町では避難勧告・指示が出ず1286人の犠牲者が出た。高橋代表は「どうしてそういう事態に陥ったか。旧庁舎で犠牲になった方の遺族には、『最期の姿がまったくわからない』という人もいる。今やらなくてはいけないことは何なのか」と訴えた。

 弁護団によると、震災遺構をめ…

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