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 踏切内で車が立ち往生した高齢女性を誘導して、間一髪で人身事故を防いだとして、小松島高1年の生徒3人に、JR四国から感謝状が贈られた。

 5月28日朝、いつものように一緒に登校していた桑山雛さん、浜田ルミナさん、松田瑞季さんの3人は同市小松島町の踏切にさしかかった。

 カンカンカンカン……。警報音が鳴る中、線路の向こうから進んでくる軽乗用車。踏切を抜ける前に遮断機が下り、車は踏切内に取り残された。運転していた高齢の女性は車を降りてうろたえているようだった。

 一瞬、状況がのみ込めなかった3人だが、とっさに「助けなければ」と思った。「早く出て!」と大声で叫ぶ。近くにいた別の車の運転手も加わって声をかけ続け、女性はようやく踏切の外へ。直後、列車と車は衝突した。

 JR徳島駅の松尾勉駅長は11日に同校を訪れ、感謝状を手渡した。「あのままはねていたら、女性が大けがを負っていたかもしれない。大ファインプレーです」と感謝を述べた。

 桑山さんは「乗っていたおばあさんが助かって良かった」。浜田さんは「早く出てきてほしいという一心だった」と振り返り、松田さんは「普段よく通る場所でこんなことが起こるとは思っていなかった」と話した。(佐藤祐生)