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 環境省と経済産業省は12日、サカイ引越センター(本社・堺市、田島哲康社長)に対し、家庭から引き取った廃エアコン957台をメーカーへ引き渡さなかったことが、家電リサイクル法違反にあたるとして、是正勧告した。同法は、リサイクルの観点からエアコンやテレビなど家電4品目を、小売店が回収後にメーカーに適切に引き渡すことを義務づけている。

 環境省によると、奈良県大和郡山市にある奈良支社と奈良南支社が2013年4月から18年4月にかけて、引っ越しの際に家庭で不要になったエアコンを無償で引き取り、スクラップ業者に引き渡していた。引き渡し時に1台あたり数千円を、従業員が業者から受け取っていたケースもあったという。

 両省は今後1年間、同社に廃家電の引き取りや引き渡しの状況報告も求めている。同社は「社員教育を徹底し、チェック態勢を強化していく」としている。(川村剛志)