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 熊本県阿蘇地域振興局は12日、阿蘇市を流れる黒川の横に整備してきた水害防止のための小倉遊水地の暫定運用を始め、現場を報道陣に公開した。最大約88ヘクタールの面積に265万立方メートルの水をためることができ、遊水地では県内最大となる。

 遊水地は大きな被害が出た2012年の九州北部豪雨災害後、河川改修などとともに国に激甚災害対策特別緊急事業に採択され、県が国の補助を受けて工事を進めてきた。県が用地を取得してつくった初期湛水(たんすい)地(23ヘクタール)と、周囲の水田を堤防で囲んだ二次湛水地(65ヘクタール)からなる。事業費は69億円。

 黒川の水が堤防を越えるとまず初期湛水地に水が入る。初期湛水地は10年に一度程度の大雨まで対応できる想定で、それを超える場合は二次湛水地の水田で受け止める。農業の土地利用を維持できるよう、県内で初めてこの方式を導入したという。今後は中に残る土砂の撤去や堤防上の舗装などを進め、同市の別の場所に整備中の手野遊水地とともに年度内に完成予定。

 県は同日、同じく激甚災害対策…

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