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 手術後の肺炎や抗がん剤使用による口内炎を防ぐため、治療の前後に口の中の清掃などを行う「口腔(こうくう)機能管理」の取り組みが広がっている。合併症が減れば、患者の入院日数の短縮にもつながることから普及が期待されている。病院と地域の歯科診療所の連携が課題だ。

 兵庫県西宮市の女性(69)は2014年8月、兵庫医大病院(西宮市)で、がんができた舌の左側を切り、切除部分を再建するため前腕の組織を移植する手術を受けた。

 耳鼻咽喉(いんこう)科・頭頸部(とうけいぶ)外科が担当する手術の2日前、歯科口腔外科の菅原一真歯科医師に、口の中をきれいにしてもらった。電動器具で歯石を取ったり、殺菌消毒剤で歯肉を洗浄したり。菅原さんから「誤嚥性(ごえんせい)肺炎と創部の感染を防ぐためです」と説明された。

 手術後も歯ブラシや消毒用綿球…

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