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 14日(日本時間15日未明)に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本は2大会ぶり3度目の1次リーグ突破がなるか。成否はすべて19日の初戦コロンビア戦にかかる。記録をひもとくと、そう言っても過言ではない。

 1次リーグは、32チームが4チームずつ8組に分かれて争い、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。この方式は日本が初出場した1998年フランス大会からで、今回が6大会目となる。

 過去5大会では、初戦の結果と1次リーグの成績はどう関連しているのか。記録を調べると、初戦を勝ったチームの85%が突破していた。引き分けだと55%。敗れたチームは、11%しか16強入りできなかった。

 数少ない例外で、鮮烈な印象を残したチームがある。2010年南アフリカ大会のスペインだ。初戦でスイスに敗れたが、崖っぷちからよみがえり、初優勝を飾った。

 しかし、スペインも次の14年ブラジル大会で暗転した。初戦の相手オランダに1―5で大敗し、そのまま1次リーグで姿を消す。今度は、初戦の重さを示す典型パターンに陥った。

 前回覇者が苦杯をなめたのは、02年日韓大会でもあった。フランスが開幕戦でセネガルに0―1で惜敗した。その後の2試合でも1得点もできず、決勝トーナメントに進めなかった。当時のスター選手だったジダンは、「このW杯で起きたことを、我々は自問自答しなければならない」と後悔を口にした。

 初戦を落とせば、後はない。過去最高が16強の日本は、これをなおさら肝に銘じなければならない。実際、初戦に黒星を喫した3大会は、いずれも1次リーグを勝ち抜けなかった。

 14年ブラジル大会で未勝利に終わった香川は、「4年前は初戦に何もできずに負けて、ガクッときた。チームとしても自信を相当失った」。初戦の重要性は身にしみている。「短期決戦で、どれだけいいスタートを切れるか。勝ち点は絶対にとりたい」と力を込める。(吉田純哉)