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 世界中からバイヤーやジャーナリストが集まる世界最大級の紳士服展示会「ピッティ・ウオモ」が12日、イタリアのフィレンツェで始まった。ロシアでサッカーW杯が開幕する直前とあって、ファッションとサッカーを掛けたイベントも開催されたが、地元イタリアが60年ぶりの予選敗退で不出場とあって、会場はにぎわいに乏しかった。

 「ゴール! ゴール!」の連呼が大音量で流された会場では、歴代イタリア代表ユニホームの生地を拡大した写真の展示や、中田英寿さんらファッションに影響を与えた選手たちの写真が並べられた。イタリア人のカメラマン、ジャコモ・バルディーニさんは「こういうのを見ると落ち込む。もう死んだ方がいいくらいだ」。ファッション誌「ダストマガジン」のルカ・グアリーニ編集長は「イタリア人にとってサッカーは生活の一部。寂しく、とても残念だが、企画はイタリアの予選敗退前から決まっていたことだから仕方無いね」と肩をすくめた。

 一方、「この企画、いいじゃない」と余裕の表情で語ったのは優勝候補の一角、スペインから来たジャーナリストのカルロス・プリモさん。「サッカーのスター選手はファッションでもインフルエンサー。彼らのライフスタイルは注目に値するからね。イタリアも次回大会は頑張ってほしい」(後藤洋平