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 警察に届け出があった認知症の行方不明者が昨年1年間に1万5863人(男性8851人、女性7012人)に上り、前年を431人上回った。統計を取り始めた2012年以降、5年連続の増加。警察庁が14日発表した。

 昨年、届け出があった行方不明の認知症の人の年代は、80歳以上8220人、70代6193人、60代1336人などで、70代以上が9割を占めた。都道府県別では大阪の1801人が最多で、埼玉1734人、兵庫1396人、愛知1341人、東京1284人の順だった。

 行方不明者の総数は前年と同じ8万4850人。20代が1万7052人で最も多く、10代が1万6412人、30代が1万615人、80歳以上が1万476人だった。各年代の行方不明の原因で最も多かったのは、20代と30代が「事業職業関係」、10代は「家庭関係」、80歳以上は「認知症」だった。

 行方不明になった認知症の人で昨年、所在がわかった総数は、16年以前の届け出分を合わせて1万5761人。うち470人は死亡していた。(小林太一)