[PR]

 事務機器大手の富士ゼロックスが、チラシや冊子用の大型複写機をつくる新潟事業所(新潟県柏崎市)を2019年3月末で閉鎖することがわかった。親会社の富士フイルムホールディングスが打ち出した、国内外で従業員の2割にあたる1万人を削減するなどのリストラ策の一環で、工場の閉鎖が明らかになるのは初めて。

 13日までに地元関係者に伝えた。海老名事業所(神奈川県海老名市)に生産を移管し、正社員約260人は異動させるが、約160人の非正社員の雇用は継続しないとしている。

 新潟事業所は、もとは小型プリンターなどをつくっていたNECの工場だった。01年に買収し、10年から大型複写機の生産拠点に衣替えしていた。富士ゼロックスは国内外に5カ所ずつ工場があるが、新潟事業所以外に「現時点で閉鎖が決まっている拠点はない」(広報)という。

 富士フイルムは1月、米事務機器大手ゼロックスを買収して富士ゼロックスと経営統合する計画を発表。あわせて富士ゼロックスの従業員を国内外で1万人減らす方針を明らかにした。米ゼロックスの大株主の反発で買収計画は暗礁に乗り上げているが、富士フイルムはリストラ策は方針どおり進めると表明している。(内藤尚志)