文・写真 野平悠一
タイや中国などアジア4カ国・地域の女性たちが日替わりで厨房(ちゅうぼう)に立ち、腕を振るう。神戸・南京町のそばに「神戸アジアン食堂バル SALA(サラ)」を一昨年の7月、オープンした。
結婚を機に来日しても、言語や文化の違いから家に引きこもりがちになってしまう――。そんな生きづらさを感じている女性たちの声を、関西学院大に10年前にできた社会起業学科の1期生として学んでいたときに聴いた。
支えになればと、彼女たちが作る料理を提供する屋台を友人たちと学内に出した。すると、30分で完売に。自国の料理を「おいしい」と喜んでもらえ、お金も手にできた経験が自信になるのを目の当たりにした。ただ、「学生が自己満足でやっている」と心ない批判を浴びせる人もいた。「学生なりに必死でやっているのに」と思う一方、ボランティアのままでは人手や資金面で支援の広がりに限界も感じた。
卒業後、いったんは就職。起業…
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