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 地中海で救助された約630人の移民・難民を乗せた船の受け入れをめぐる問題が、イタリアとフランスの外交問題に発展している。欧州連合(EU)内の移民政策をめぐる亀裂が露呈した形だ。

 地中海を渡り欧州に向かう難民らを支援する仏の団体「SOS地中海」が、リビア沖で救助した難民らを乗せた「アクアリウス号」をイタリアの港に入港させようとしたところ、イタリア政府が拒んだのが発端だ。「SOS」によると、船には7人の妊婦や親のいない子ども123人が乗っている。

 移民排斥を訴える連立与党「同盟」党首のサルビーニ副首相は10日、「今日からイタリアはノーと言う」と拒否。これを受け、スペインのサンチェス首相が11日、人道的な見地から同国への入港を認めると、サルビーニ氏は「イタリアだけでは背負いきれないと声を上げたことの勝利だ」と勝ち誇った。

 この動きを見た仏のマクロン大統領が12日、「(イタリアは)責任感が欠如している」と批判。イタリアのトゥリア経済財政相は13日に予定されていた訪仏を取りやめ、サルビーニ氏は15日に予定されているコンテ首相とマクロン氏の首脳会談の中止も示唆した。13日夜にマクロン氏とコンテ氏が電話で会談し、マクロン氏が「イタリアを侮辱する発言はしていない」と理解を求めたことで、首脳会談は予定通り行われることになったが、対立は残ったままだ。

 マクロン氏は、EU加盟国間の…

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