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 静岡県立総合病院(静岡市葵区)で5月下旬、滅菌が不十分な器具や布を手術で使用したことが判明し、同病院は手術器具を使った患者4人と、布を使った可能性がある患者74人の計78人に謝罪した。うち75人について、13日までに血液検査をした。現在のところ、感染症は確認されていないという。

 病院によると、手術器具や布は高温で洗浄、乾燥させた後、高圧蒸気滅菌装置で滅菌する。同病院には5台の装置があり、運転は民間会社に委託。うち1台1回分について5月23日、スイッチの入れ忘れで滅菌が不十分だったという。器具を包む袋などには滅菌前後で色が変わるタグが付いており、看護師が28日、一部の色が変わっていないのに気付いたという。

 滅菌が不十分だったのは鉗子(かんし)などの手術器具4セットと、器具にかぶせる布2枚、手術室の照明の交換式取っ手15点。

 病院は3カ月後と6カ月後にも患者の血液検査を実施し、感染症について経過観察する。また、滅菌装置の運転記録を病院職員がチェックするなどの再発防止措置をとる方針。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(阿久沢悦子)