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 阿久比町草木の「花かつみ園」では、約2500株が紫色の花を順に咲かせている。

 花かつみは、ノハナショウブの地域名でアヤメ科の多年草。約500年前の室町時代に鳥取県から移植されたと伝わり、桶狭間の合戦(1560年)では、徳川家康の生母、於大(おだい)が仏前に捧げて武運長久を願ったという伝説もある。

 盗掘のため、町内では絶滅したと言われたこともある「幻の花」。1987年に地元の人たちが保存会をつくり、株分けなどの手入れをして増やしてきた。西尾文夫会長(78)は「これだけ多く見られる場所は珍しいと思う」と話す。

 24日まではガイドもある。週末にはイベントも。入場無料。問い合わせは町産業観光課(0569・48・1111)。