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 劇団四季は今月から、福岡市のキャナルシティ劇場で上演中のミュージカル「リトルマーメイド」で、俳優のセリフが表示される眼鏡型ディスプレー「字幕グラス」を使った多言語字幕サービスを始めた。聴覚障害のある人や、訪日外国人に舞台を楽しんでもらう狙いだ。劇団四季の公演では札幌市に続き、国内2カ所目。

 字幕グラスは日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語に対応。眼鏡のレンズにあたる部分が透明なディスプレーになっていて、字幕が宙に浮かぶように見えるのが特徴。舞台上のセリフとの時間差も、ほとんどないという。

 貸し出し開始前日の今月13日、聴覚障害のある人や訪日外国人計15人が体験した。福岡県聴覚障害者協会の大沢五恵理事長は「これまでは友だちと一緒に来て教えてもらわないと、劇の内容がつかめなかった。これなら1人でも来られて、自分の世界が広がる」。

 韓国からの旅行者、イ・タウンさん(25)は「眼鏡型でさほど邪魔にならず、画期的なシステムだと思う。福岡に旅行する友だちにも薦めたい」。劇団四季の吉田智誉樹(ちよき)社長は「キャナルシティは多くの外国人観光客が訪れる場所。レジャーを探している方々にPRしていきたい」と話す。

 11月3日まで。貸出料千円(聴覚障害者は身体障害者手帳の提示で無料)。保証金3千円。7歳以上対象。問い合わせは、劇団四季Webカスタマーセンターお問い合わせフォーム(https://s.shiki.jp/m/websupport_f別ウインドウで開きます)へ。(上原佳久)