[PR]

 梅雨入り前の6月初旬。

 長野県立塩尻志学館高校のブドウ畑で、3年生の実習が始まった。高さ2メートルほどの木の幹から伸びる余分な枝をハサミで切り落としていく。

 「あついー」「まぶしー」

 この日の最高気温は27度。こんな声も漏れるなか、岡田晃輝さん(17)は黙々とハサミを動かし続けていた。「よいワインをつくるためには、よいブドウから」。まだ小さい実に栄養を行き渡らせるために枝を除く作業は、秋に醸造するワインの味を左右する大切なひと手間だ。

     ◇

 アルプスの山々に囲まれる、長野県塩尻市。標高が高く、晴れの日が多く寒暖の差が激しい気候はワイン用ブドウの栽培に適しており、市内には11ものワイナリーがある。

 その一つが、古くから果実酒類の製造の免許を持つ同校だ。2、3年生の約40人を対象に、栽培から醸造、ビン詰めまでを学ぶ選択科目を置いている。もちろん試飲は厳禁。生徒たちは香りや実験のデータをもとに発酵の進み具合を確かめる。

 つくるワインは赤、白、ロゼ。…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら