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 ウェブサイトを閲覧した人のパソコン(PC)に仮想通貨の「採掘」(マイニング)プログラムを無断で送り込み、サイトの運営収入を得ていたとして、各地の警察がサイト運営者の摘発に踏み切った。不正にあたるかどうか、議論のある事案。「ぼくたち、そんなに悪いことをしたのでしょうか?」。同様のサイトを運営していた1人が、朝日新聞の取材に語った。

 関西地方に住む24歳の男性会社員は14日、サイト運営者16人が逮捕や書類送検されたとのニュースを聞き、警察が来るのではないかと心配する。

 男性は昨年9月下旬、自身が運営するスマートフォンの情報サイトに、「コインハイブ」のマイニングプログラムを埋め込む手続きを施した。サービス提供元のコインハイブに利用登録し、マニュアル画面を見ながら、ジャバスクリプトというプログラム言語を4行書き加えただけで作業は終わった。30分とかからなかった。

 コインハイブは昨年9月、アルゼンチン出身の技術者が始めたサービスとされる。サイトを閲覧しているPCにマイニングプログラムを実行させ、獲得した仮想通貨モネロをサイト運営者が7割、コインハイブ側が3割で山分けする。ネット広告に代わる収入源として考案された。

 仮想通貨を得るマイニングは膨大な計算処理を伴い、多くのPCで手分けした方が早く終わる。数十台、時には数百台のPCが同時にアクセスするウェブサイトにプログラムを仕込み、接続した閲覧者のPCに片っ端から実行させる。そうすればマイニング作業がはかどり、得られる仮想通貨が増えるという仕組みだ。

 男性がコインハイブを導入した動機は、サイトの運営収入を増やすためだ。サイトにはネット広告を常時2~4カ所表示させていたが、月の収入は1万円に満たなかった。コインハイブの存在をツイッターで知り、すぐに登録した。サイトにプログラムを埋め込み、動作状況が見える管理画面を見ていると、しばらくしてマイニングの計算量などの数字が動き出した。楽しかった。

 だがプログラムを埋め込んで約…

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