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 「こんな良い表情が見られるなんて」。母親も驚くほど、子どもたちは優しいまなざしで動物と触れ合った。倉吉農業高(鳥取県倉吉市)が開く動物との交流会は今年、6年目を迎えた。15日、同市国府の同校嵐が丘牧場を訪ねた。

 乳幼児向けの交流会は同校生物科応用動物専攻の生徒らが年に2回ほど開いている。参加した親子はまず乗馬を体験。その後、生徒の案内で牛の爪切りを見学したり、生後1カ月ほどの子ブタに触れたりした。体長2メートルほどの牛に泣き出す子もいれば、珍しそうに子ブタの鼻に手を伸ばす子もいた。

 この日は急きょ、数日前に生まれたヒヨコも登場した。体長10センチほどのヒヨコは子どもたちに大人気だ。初めて参加した同市中河原の渋谷健太ちゃん(2)は小さい手を丸め、大事そうにヒヨコを抱っこしていた。母親の友美さん(30)も「積極的に触れあう子どもの姿を見られて良かった。また参加したい」と満足そうだった。

 交流会は2013年、同校の岡本功教諭(46)が馬や小動物と触れあって優しい心を育てて欲しい、と始めた。日ごろ学んだ知識を伝えることで生徒も成長できるという。

 生徒らは毎日、朝5時に起きて動物に餌やりをしているという。生まれたばかりの子ブタは気温の小さな変化で死んでしまうこともあり注意深く見守っている。畠山奈々さん(17)は「命を扱っているので責任感を感じる。この機会に動物の良さも広めていきたい」と話していた。(鈴木峻)

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