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 ラヂオプレスによれば、北朝鮮の国営ラジオ平壌放送は15日夜、日本人拉致問題に触れて、「日本はすでに解決された拉致問題を引き続き持ち出し、自らの利益を得ようと画策した」と伝えた。日本政府の対応について「無謀な北朝鮮強硬政策にしがみついている」とも主張した。

 金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日の米朝首脳会談で「拉致は解決済み」との従来の姿勢を示さず、日本と対話する考えを示していた。正恩氏は4月27日の南北首脳会談でも同じ姿勢を示したが、朝鮮中央通信が5月12日に「拉致は解決済み」と主張していた。

 北朝鮮関係筋によると、北朝鮮当局は近く日朝首脳会談が開かれることを想定しているという。一方、別の関係筋は16日、北朝鮮メディアの報道について、「日朝協議に向けた準備はまだ本格化していない。北朝鮮は拉致問題について従来の一般論を繰り返し、日本に政策転換を促したものだ」と語った。(ソウル=牧野愛博)