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 米俳優アンジェリーナ・ジョリーさんが16日、イラク北部のモスルを訪れた。モスルは昨年7月、過激派組織「イスラム国」(IS)から解放され、復興の途上にある。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務めるジョリーさんは「モスルを忘れず、そこに住む人々から目を背けないでと、国際社会に呼びかける」と誓った。

 UNHCRによると、ジョリーさんは、空爆などで建物が破壊されたモスル旧市街を歩き、避難民らと会話を交わしたという。モスルはイラク第2の都市。2014年6月、ISの前身組織が武力制圧し、最重要拠点とした。住民らは残虐な方法で殺害され、市内は戦闘によって旧市街を中心に徹底的に破壊された。17年7月にアバディ首相がISからの勝利、解放を宣言した。ジョリーさんは「私がこれまでに見た中で、最も荒廃した場所だった。人々はすべてを失っていた」と話した。(ドバイ=高野裕介)