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 大切な人を亡くした後の「喪の作業」(グリーフワーク)に、僧侶がいかにかかわるか――。そんなテーマの連続学習会の修了式が5月末、静岡県掛川市肴町の蓮福寺であった。県内を中心に宗派を超えた僧侶と配偶者、17人が受講。遺族や葬儀社、病院関係者らと「お寺にしてほしいサポート」について語りあった。

 学習会の名称は「僧侶のためのグリーフケア連続講座in静岡」。「グリーフケアが当たり前にある社会」を目指し活動している一般社団法人「リヴオン」(東京都)が主催した。僧侶向けの講座はこれまで名古屋市や東京、北海道で開かれ、静岡は4カ所目だ。

 リヴオン代表の尾角光美(てるみ)さん(34)は19歳で母、28歳で兄を亡くした。母の時は遺書に書かれていた通り、兄妹で火葬だけした。それだけに兄の葬儀の時、僧侶が傍らにいてくれたことを心強く思った。「僧侶はグリーフの伴走者」との思いから講座を企画した。

 僧侶は葬儀の際、遺族と密接に関わるが、死別をどう支えるかを系統的に学ぶことは少ない。真勝寺(静岡市葵区)の一郷真・副住職(44)は「2~3日おきの葬儀が2カ月間続いた時、無感動・無気力の状態に陥った」と打ち明けた。遺族の話を傾聴し、感情移入すると共感疲労が起きる。自分をケアしつつ葬儀や法要で遺族の思いと向き合い、「絶望や空しさだけに終わらず、意味や深み、温かなまなざしを感じられる場にしたい」と話した。

 大慶寺(藤枝市)の大場唯央副住職(33)は僧侶になった当初、「グリーフなんて僧侶がやることじゃない。カウンセラーら専門家がやればいい」と思っていた。

 だが、3年前、息子を自死で亡…

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