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 宮崎県庁の敷地内で発見された遺跡について伝える講座「県庁敷地下に残る水田の始まり 橘通東1丁目遺跡(宮崎市)」が17日、宮崎市の県埋蔵文化財センター分館で開かれた。約40人が参加し、県の中心地で営まれた農耕生活の始まりに思いをはせた。

 主催した同センターによると、県庁敷地内で工事中の県防災拠点庁舎建設に伴い、2015年度から始まった発掘調査では、弥生時代終末~古墳時代のものと思われる水田跡が見つかった。同じ地層から発見された稲の一成分の化石や、直上地層の土器から時代を推定したという。

 講師を務めた同センターの高村哲主査(42)は、「これより以前は大半は海であり、当該地域において弥生時代から人々が農耕を行い、生活を始めたことは間違いない」と説明。参加した同市の古川仁さん(60)は「家のまさに近くの歴史を学べて感激した」と話した。(松本真弥)