ウィーン=吉武祐、ローマ=河原田慎一
2018年6月17日19時45分
旧ユーゴスラビアのマケドニアと、その国名使用に反対していたギリシャの両外相が17日、マケドニアの新国名を「北マケドニア」とする合意に署名した。両国ともに国内手続きに入るが、反対の声も大きい。四半世紀にわたる摩擦の解決には、世論の説得が欠かせないが、前途は多難だ。
この日は、両国が国境を接するプレスパ湖の近くで調印式があった。両国の首相とともに、交渉を後押しした欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表、仲介役のニメッツ国連事務総長特使も出席した。
合意では、国名は北マケドニアとなるが「マケドニア人」「マケドニア語」の呼称は尊重される。ギリシャは、北マケドニアが北大西洋条約機構(NATO)やEUなどに加盟することに反対しない。
古代ギリシャのマケドニア王国に由来するマケドニア地域はギリシャにもまたがる。マケドニア王国を率いたアレクサンダー大王はギリシャ人の誇りだ。1991年のマケドニア独立以降、ギリシャは「マケドニア」の名前は自国の歴史の一部だとして、国名使用に反対し、同国のNATOやEUへの加盟も阻んできた。
しかし昨年発足したマケドニア…
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朝日新聞国際報道部