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 自民党の石破茂・元幹事長が講師として招かれた17日の党大阪府連の政治塾に、安倍晋三首相が「異例」のビデオメッセージを寄せた。秋の総裁選をにらみ、ライバルへの対抗心をのぞかせた格好だ。首相と石破氏による「大阪の陣」が熱を帯びている。

 政治塾の冒頭、約5分のビデオで、安倍首相は「府連の考え方が自民党の考え方になる。大阪を一緒に盛りあげ、活力のある街に発展させよう」と「大阪重視」の姿勢をアピールした。直後に登場した石破氏は「ビデオがあったと思うが、見損ねた。きっと立派な話をなさったんだろうと思う」と淡々と言及した。

 講演で石破氏は、戦時中の軍部の虚偽の被害報告を例に、「公文書を書き換えるのはそういうこと」と財務省の公文書改ざんを批判。「信頼できる自民党をつくる。国民にお願いする資格をもつ自民党をつくる。国民に可能な限りの知っている情報を開示し、情報を改ざんしたりしない」と訴えた。

 大阪自民は、選挙で対決する日本維新の会と蜜月関係の安倍首相と距離があり、地方議員の一部は石破氏を支援する会を設立。首相は府連の臨時党員大会に参加するなど、大阪をめぐる首相と石破氏のつばぜり合いが続いている。(岩尾真宏)

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