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 オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した13人のうち、法務省が7人を東京拘置所から全国5カ所の拘置施設に移送してから3カ月がたった。教団に関連する刑事裁判がすべて終了し、死刑執行の時期に注目が集まるなか、死刑囚たちは何を思っているのか。

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 5月21日、猛毒の神経剤「VX」についての英字論文が日本法中毒学会の学術誌のオンライン版に載った。筆者は元教団幹部の中川智正死刑囚(55)と、毒物の専門家で中川死刑囚と面会を重ねてきたアンソニー・トゥー米コロラド州立大名誉教授(87)。事件の経緯などを分析し、「将来もこのようなテロが起きる可能性を無視すべきではない」と述べている。

 教団内でサリンやVXの製造にかかわり、計11事件で25人を死なせたとして死刑が確定した中川死刑囚は3月14日、東京拘置所から広島拘置所に移送された。後藤貞人弁護士(大阪弁護士会)によると、直後の面会では少しやせたように見え、いつものような笑顔はなかった。だが、「自分がやったことを説明する義務がある」としてトゥー氏とやりとりを続け、論文を世に出したという。

 刑事訴訟法は死刑の執行について「確定から6カ月以内」としている。ただ、共犯の公判が続く間は慣例として執行しない。法務省は「執行と移送は関係ない」としているが、移送の前提には刑事裁判が終結し、死刑囚が証人として出廷する必要性がなくなったことがある。

「年貢の納め時です」「罪深さかみしめる」

 仙台拘置支所に移送された林泰…

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