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 大阪府北部を震源とする地震で、京都府大山崎町の寺院「妙喜庵(みょうきあん)」では、国宝の茶室「待庵(たいあん)」の壁の一部に亀裂が入った。千利休が建てた現存する唯一の茶室とされる。同寺の境内にある重要文化財の建物「書院」でも欄間(らんま)が倒れた。

 建築家の藤井厚二(1888~1938)の大山崎町の自宅「聴竹居(ちょうちくきょ)」では、重文の母屋「本屋(ほんや)」の窓ガラスと土壁が破損した。

 京都府亀岡市古世町千歳山では、府道枚方亀岡線が落石で通行止め。十数個の落石が確認され、中には直径50センチ大のものもあった。

 JR京都駅(京都市下京区)の新幹線中央口近くでは、通勤客や旅行者ら約200人がテレビや電光掲示板で状況を確認した。壁際にいる人は座り込み、不安げな表情を浮かべた。タクシー乗り場では、150メートル以上の行列ができた。