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 財務省をめぐる一連の不祥事で責任を問われている麻生太郎財務相。周囲の目を意に介さない振る舞いはどこから来るのか。有権者はどうみているのか。おひざ元の福岡県飯塚市を歩いた。

 麻生氏は、炭鉱で財を成した福岡・筑豊の財閥出身。地元のJR新飯塚駅周辺は、麻生グループ内の企業が運営する「飯塚病院」や「スーパーASO」などが並ぶ。この土地で50年近く営業している中華料理店は、麻生氏の行きつけだという。

 「テレビでモノの言い方や表情を見ていると、そりゃ『いかんな』とは思いますよ」。長年、麻生氏を応援している店主の田中雅寿さん(77)は言う。ただ、むしろ不思議に思う気持ちの方が強い。自分が知る「気さくな性格」とまったく重ならないからだ。

 「要するに、モリカケ(森友・加計)問題で首相を守ろうと無理してこうなっとるだけ。なんでそんなことするかって? そんなの知らんって」

 同じ新飯塚駅近くにある居酒屋「佐助」。大将の花元聡さん(44)は「筑豊の人ってよくしゃべるんですけど、麻生さんも同じなんですよ。批判されるのは、言い方がヘタクソなだけ」

 花元さんは高校生のとき、選挙運動中の麻生氏と握手したことがある。「これからの日本は君たちが支える」と言われた。「それ以来、僕のヒーローです。ボルサリーノ(の帽子)なんかかぶって格好いいじゃないですか。経済通で実績だってありますし」

 飯塚市内の商店街にも入って話を聞いた。

 一緒にいた女性から「あまりしゃべらんとき!」とクギを刺されながら語り続けたのは、商店街の60代の男性店主。「この辺じゃあ、そらみんな、麻生さんの味方ですよ。地元から出た初めての首相で、誇りに思っとりますから」

 繰り返される失言、放言には、筑豊独特の気質も感じるという。「荒っぽいと言われりゃそうかもしれんけど、表裏はない。ポッと言葉が出るのは、筑豊の人の特徴でしょ」

 ただ、男性も「少し言い過ぎだ」と思うことは頻繁にある。なぜ言い過ぎるのか?

 「有権者も同僚の政治家も、それくらいのことで引きずり降ろそうとは思わないから、ここまで自由な振る舞いなんでしょう」

 その「自由な振る舞い」に好意…

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