佐藤名人の先手で第6局始まる 将棋名人戦七番勝負
佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に羽生善治竜王(47)が挑戦している第76期将棋名人戦七番勝負第6局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、山形県天童市、天童商工会議所協力)が19日、天童市の天童ホテルで始まった。
佐藤名人は3連覇、羽生挑戦者はタイトル通算100期獲得がかかったシリーズ。3勝2敗と名人防衛にあと1勝と迫った佐藤名人がここで決めるか、羽生挑戦者が追いついて決着を最終局に持ち越すか、注目の一番だ。
午前9時、立会人の高橋道雄九段(58)が対局開始を促すと、佐藤名人は▲2六歩。これに対し羽生挑戦者が△6二銀と応じた。2手目は、飛車先を突くか、角道を開けることが多いため、珍しい出だしだ。どのような戦型に進むかが注目される。
対局は持ち時間各9時間の2日制。19日夜に指し掛け、20日午前9時に再開し、同日夜までに決着する見込みだ。(村上耕司)
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