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 吉原駅(静岡県富士市)から田子の浦の海岸へ向かって600メートルほど歩くと、高さ2・6メートルのこんもりした築山がある。現地の地名から、「鈴川の富士塚」と呼ばれる。

 東京都内などに残る富士塚は、江戸時代中期以降に盛んになった富士信仰「富士講」の人々が、富士山のミニチュアとして造った。鈴川のは、時代がもう少し古い。山岳霊場としての富士山に登る登拝者が田子の浦で身を清め、浜の玉石(たまいし)を拾って安全祈願のために富士塚に積んだ。

 1976年、地元住民らが塚の保護のために表面をコンクリートで覆う工事をした。後に富士山を世界文化遺産に登録申請する際、富士市が構成資産の候補に挙げた富士塚は選に漏れた。「人の手が加えられた」ことが理由だった。「隣の富士宮市には白糸ノ滝など資産が五つもあるのに富士市には一つもない」。市民は今も悔しがる。

 市教委が昨年まで実施した塚の…

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