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 祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行に江戸時代まで参加し、巡行復帰を目指す「鷹山(たかやま)」の基本設計案を祇園祭山鉾連合会が21日、発表した。鷹山保存会の山田純司理事長は「2022年の巡行で復帰したい」との意向を表明した。

 鷹山は京都市中京区衣棚(ころものたな)町にあった後祭(あとまつり)の曳山(ひきやま)。1826年の暴風雨で損壊し、翌年から巡行に参加しない「休み山」となった。さらに1864年の蛤御門(はまぐりごもん)の変に伴う大火で、山の本体や装飾品のほとんどが焼失した。しかし近年、巡行復帰への機運が高まり、2014年に囃子(はやし)方が復活し、15年には鷹山保存会が発足。16年には山鉾連合会の準会員となった。

 基本設計案によれば、江戸時代の文化文政期(1804~30)の頃の姿に復元する。大屋根を持ち、タカ狩りをする姿を表す3体のご神体人形を見せる山にするという。山田理事長は「来年から3年間は山の巡行の代わりに唐櫃(からびつ)(木箱)を担いで歩く唐櫃巡行に参加したい」と話した。(大村治郎)