【動画】金魚を両手に計10匹すくって水槽へ移す達人の技=小滝ちひろ撮影
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「まだまだ勝手に関西遺産」

 奈良県大和郡山市は、国内有数の金魚の産地として有名です。年間の出荷量は5800万匹とか。でも、小さい金魚をどうやって数えたんだろう? 実は秘伝の神業があったんです。

 金魚はかわいい。特に、小さい和金。金魚すくいに使われる種類で、体長は3、4センチ。色とりどりの模様も、かっこいいひれもないけど、夏祭りの夜店の水槽に群れている様子は、理屈抜きにきれいだ。

 でも、あの水槽にいったい何匹いるんだろう。というか、どうやったらその数がわかるんだろうか。奈良県大和郡山市で、古参の金魚養殖業者に聞くと「今はたいてい、ペットボトルいっぱいでおおよそ何百匹という具合にざっくり計算するけど、昔から使ってるんは“手”ですわ」。えっ、手で数えるの? あんな小さいのを?

 さっそく、市内の「やまと錦魚園」を訪ねて、営業担当の西脇高広さん(34)に、その数え方を見せてもらうことにした。

 養殖池から洗面器いっぱいにすくった和金を前に、「じゃあ、いきますよ」。西脇さんはひと声かけるやいなや、洗面器の水に両手のひらを沈めた。片手に5匹ずつ、1回に計10匹を次々すくっては、ヒョイヒョイとかたわらの水槽へ移していく。手は数秒間隔で水に潜り、休むことがない。

 「夏の金魚すくいシーズンになったら、これを朝から午後まで何時間も繰り返します」

 両手で10匹ずつなら、確かに間違えることなく数えられそうだ。でも、相手は生き物。いつも同じように数えられるんだろうか。「片方の手だけ4匹とか3匹という場合もあります。そんな時は、次にすくうときに6匹のせたり、7匹にしたりして、数を読みながら調整するんです」。秒単位の動きの中でそんなことまでしてるなんて、いやはや「神の手」と呼べそうな技だ。

 金魚歴15年の西脇さんでも、…

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