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 20代の長女。半年ほど前から外陰部が腫れた状態になり、カンジダ腟(ちつ)炎と診断されました。医師の処方通り腟座薬を使うと、いったんは治るのですが、すぐにまた症状が出て5~6回再発しています。再発しにくい治療法はあるのでしょうか。(滋賀県・U)

 【答える人】岡野浩哉(おかの・ひろや)・飯田橋レディースクリニック院長=東京都千代田区

 Q どんな病気ですか。

 A 性器カンジダ症は、カンジダ属という真菌によっておこる感染症で、腟炎と外陰炎が同時に起きることが多いです。酒かすやヨーグルト状の白いおりもの、外陰部の腫れやかゆみなどの症状が出た場合を外陰腟カンジダ症と言います。

 Q どんな時に症状がでやすいでしょうか。

 A 体調不良や疲れのために免疫力が落ちた時などが一般的です。抗生物質をのんだ後や妊娠中、糖尿病の方も出やすいです。高温多湿の今の時期は特に注意が必要なので、通気性の良い下着を使うと良いでしょう。

 Q 治療法は。

 A 通常は、抗真菌薬の錠剤を1日1錠、腟の中に6日間連続で入れます。外陰部に症状があれば1日2~3回、抗真菌薬のクリームを5~7日間続けて塗ります。のみ薬もあります。

 Q 再発した場合は、どうすればいいのですか。

 A 通常の治療をしても約1割は再発します。その場合は同様の治療を行います。年に4回以上再発する場合は、治療法を見直す必要があります。専門医に相談しましょう。腟に入れる錠剤の種類を変えるほか、錠剤を入れる期間を長くして効果をみます。海外ではのみ薬を週に3回使う方法も推奨されています。

 Q 日常生活で気をつけることは。

 A 感染しやすい状況を避けることが大切です。まれですがパートナーが感染していると、女性が治療をしても再発することがあります。その場合は男性にも治療を受けてもらう必要があります。外陰部をせっけんで洗うと皮膚や粘膜を刺激して、炎症が悪化することがあります。

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