樫尾和雄さん死去 カシオ会長兼CEO、創業者の1人

 カシオ計算機の創業者の一人で、会長の樫尾和雄(かしお・かずお)さんが18日午後11時35分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。89歳だった。通夜・葬儀は近親者で行い、後日、お別れの会を開く予定。喪主は妻壮晃(そうこう)さん。連絡先は同社広報部(03・5334・4830)。

 長兄の故・樫尾忠雄氏が経営していた工作機械工場「樫尾製作所」に入り、忠雄氏ら兄弟3人と57年、カシオ計算機を設立した。忠雄氏が経営、次兄の故・俊雄氏や弟の幸雄氏が商品開発にあたる一方、和雄氏は営業面で力を発揮。個人向け電卓「カシオミニ」の販売拡大に貢献し、同社を大手精密機器メーカーに押し上げた。

 88年には忠雄氏の後を継いで社長に就任。就任前の83年に発売して販売が伸び悩んでいた腕時計「Gショック」の営業をてこ入れ。米国などで人気を得て、同社の主力商品に育てあげた。15年6月に27年間務めた社長を長男の和宏氏に譲ったが、会長兼最高経営責任者(CEO)として経営に携わっていた。