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1985年・決勝

 3―3の八回裏、2死満塁。PL学園の8番今岡を左打席に迎え、宇部商の玉国監督はレフトの田上を手招きした。

 「ついに出番と思ったんやけどね」。エース左腕の田上がつぶやく。「前進守備の指示やった」。だから数メートル走ったところで止められた。「ああ、この試合でおれが投げることはないな」と悟った。

 先発古谷が今岡を遊飛に抑え、…

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