【詳報】日本、コロンビア破る 大迫が勝ち越し弾
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、H組の日本(世界ランキング61位)は19日、サランスクのモルドビア・アリーナでの初戦でコロンビア(同16位)と対戦し、2―1で快勝した。日本は前半6分、コロンビアの反則、退場で得たPKを香川が決めて先制。しかし、39分、FKを決められ、同点とされた。数的優位を生かして試合を進めた後半28分、大迫がCKを頭で合わせ勝ち越しゴールを挙げ、そのまま1点のリードを守り切った。この試合の最優秀選手には大迫が選ばれた。
日本とコロンビアは前回のブラジル大会でも顔を合わせ、この時は日本が1―4で敗れており、鮮やかに雪辱を果たした。
6大会連続6回目出場の日本は、これがW杯18試合目。通算成績を5勝9敗4引き分けとした。初戦で勝つか引き分けた2大会では決勝トーナメントに進んでいる。
【試合終了】
アジア勢がW杯で南米勢から勝ち星を挙げたのは初めて。勝利は2010年南アフリカ大会のデンマーク戦(3―1)以来。西野監督は1996年のアトランタ五輪で日本を率いてブラジルを破ったことがあり、「マイアミの奇跡」と言われた。
【追加時間】
追加時間は5分と表示された。日本は時間を使って攻撃することが大事。ボールを失わないことを最大の目的にしなければならない。
【後半40分】
日本が最後の選手交代。大迫に代わって岡崎。大迫は足を痛めたこともあり、岡崎の守備力に期待した交代だ。
【後半35分】
日本は柴崎に代わって山口が入った。
【後半33分】
コロンビアの攻撃を日本の守備陣が必死に守る。ロドリゲスのシュートを防いだのはFWの大迫だった。日本は選手全員が攻守に奮闘している。
【後半28分】
大迫がゴール。本田の左CKを頭で合わせた。日本が再びリード。
【後半25分】
日本は香川に代わって本田が入った。コロンビアも選手交代。イスキエルドに代わってバッカが入り、コロンビアの選手交代はすべて終了。
【後半22分】
日本が右CK。本田がウォーミングアップを始める。
【後半16分】
酒井宏が右からシュート性のボールを放つ。コロンビアは後半、チャンスらしいチャンスを作っていないが、かえって不気味だ。
【後半15分】
吉田のヘディングシュートは枠を外れた。
【後半14分】
コロンビアが2人目の選手交代。ゴールを決めたキンテロに代わり、前回大会の得点王ロドリゲスが入った。
【後半12分】
乾が右足でシュート。コロンビアGKオスピナに防がれた。日本は前半に比べ、落ち着いた試合運びでチャンスを作れるようになった。
【後半9分】
大迫の左足のシュートはコロンビアのGKオスピナにブロックされ、CKになった。
【後半5分】
日本がCKを獲得。吉田を狙ったがシュートまでは至らなかった。
【後半開始】
両チームとも交代選手はなく、コロンビアのキックオフで後半が始まった。
【前半終了】
日本は1人多い数的優位を生かすことができず、同点で前半を折り返すことになった。
【前半39分】
コロンビアがゴール右からFK。ゴロのシュートが右下隅に決まる。コロンビアが1―1の同点に追いつく。意表を突いた壁の下を通すシュートは見事だった。ただ失点の原因になったのは長谷部のファウルだったが、日本には不運な判定だった。
【前半34分】
コロンビアのファルカオがロングパスに右足を合わせるが、GK川島がキャッチした。
【前半31分】
コロンビアが選手交代。バリオスが入り、Ju・クアドラードが出た。
【前半24分】
日本がCKを獲得。ゴール前にクロスが上がったが得点にはならず。10人のコロンビアはカウンター狙いに徹する。
【前半6分】
香川がPKを成功。日本が先制。香川はW杯出場4試合目で初ゴール。重圧はあったろうが慎重に成功させた。
【前半3分】
日本の攻撃でコロンビアがペナルティーエリア内でハンドの反則。C・サンチェスはレッドカードで退場。日本がPKを獲得。
日本代表の先発は次の通り。
▽GK 川島(メッス)
▽DF 酒井宏(マルセイユ)、吉田(サウサンプトン)、昌子(鹿島)、長友(ガラタサライ)
▽MF 長谷部(Eフランクフルト)、柴崎(ヘタフェ)、原口(ハノーバー)、乾(ベティス)、香川(ドルトムント)
▽FW 大迫(ブレーメン)