[PR]

 大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震で、運転を見合わせた列車の再開が大幅に遅れたことについて、JR西日本の来島(きじま)達夫社長は19日午後の定例記者会見で、「多くの線区で再開見込みの時間を延長することになり、大変ご迷惑をおかけした」と謝罪した。

 来島社長は、駅と駅の間に緊急停車した在来線143本の乗客を誘導し、車両を移動させるのに時間がかかり、その後に線路などの安全確認をしたため、時間がかかったと説明した。その上で、「お客さまを安全に移動していただくのは最優先。これからも徹底していく」と対応が適切だったと強調し、「努力すべき所があったのか、次に生かす検証をしたい」と述べた。

 ただ、運転再開の見込みが甘く、大半の路線は18日午後5時をめどに再開するといったん発表したが、何度も後方修正した結果、午後11時すぎまでかかった。この点については、「巡回完了の見立てなど、想定できていないところがあった。しっかり反省し、早い再開の期待を持たせたことをおわびしたい」と平謝りした。

 18日朝の地震で、JR西日本は京阪神のすべての路線で運転を一時見合わせ、大半の路線で復旧作業が深夜までずれこんだ。全線の再開は19日朝になってからだった。(波多野大介)