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 大規模な火災が発生した時、消火用水が足りなくなる事態に対応するため、水の運搬にコンクリートミキサー車を活用した訓練が、山梨県中央市今福の県消防学校で開かれた。甲府地区消防本部など6消防本部と、二つの生コンクリート協同組合から約50人が参加した。

 2016年に新潟県糸魚川市で起きた大規模火災では消火用水が不足し、ミキサー車が水の搬送に協力した。その教訓を受け、山梨県内の6消防本部と生コン組合は昨年12月、協力協定を締結。訓練は協力体制を強化する狙いがある。

 先月19日にあった訓練では、ミキサー車が運んできた約4トンの水を火災現場近くで水槽に入れたり、その水を使って実際に放水したりした。消防隊員たちは、手順の確認や、給水した水をポンプ車で放水し、水が無くなるまでの時間を測定するなど真剣な表情で取り組んでいた。(中沢滋人)