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(19日、日本2―1コロンビア サッカー・ワールドカップ)

 MF柴崎岳が初のW杯の大舞台とは思えぬ冷静なプレーで攻守で引き締めた。

 日頃から淡々としている26歳も、試合前は「緊張感も特別なものがあった」。前半は中盤の低め、2人のセンターバックのすぐ前に位置していたが、ハーフタイムにほかの選手と話し、さらに前に位置取りを変えた。迎えた後半、持ち味を徐々に発揮していく。攻撃にいっそう絡み、長短のパスが生きるようになった。

 なにより素晴らしかったのは、高めの位置に身を置きながら、守備の目配りを怠らなかったこと。こぼれ球を積極的に拾い、相手の攻撃の芽も刈り取った。味方の選手がボールを奪われてカウンターを仕掛けられそうになっても、一直線にその場をカバー。柴崎も「あまりやられた記憶はない。いい守備ができていた」と振り返った。絶妙なバランスで、攻守にわたり、中盤を仕切った。負傷退場したが、問題はないという。

 スペインの所属クラブで日頃からレアル・マドリードら強豪と顔を合わせている。W杯でも「普段と変わらず、自分の持ち味や普段のプレーを出せている」。涼しい顔で言ってのけた。(河野正樹