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 トランプ米政権は19日、国連人権理事会からの離脱を表明した。パレスチナ問題でイスラエルを批判する人権理事会への不満が背景にある。

 ポンペオ米国務長官と共に会見したヘイリー米国連大使は「終わらないイスラエルへの敵意は、理事会が人権ではなく、政治的偏向によって突き動かされている証拠だ」と非難した。理事会に改革を求めていたが、達成されなかったため、離脱を決定したとした。

 人権理事会はパレスチナへの攻撃でイスラエルへの非難決議を度々、採択してきた。今年5月には、米大使館のエルサレム移転に抗議した市民60人以上がイスラエル軍の銃撃などで死亡。理事会は独立した調査団を派遣する決議を可決している。

 人権理事会はブッシュ(子)元政権下の2006年に発足。理事国は47カ国で、米国は発足時には理事国を選ぶ基準に反発して立候補をしなかった。国際協調や人権を重視したオバマ前政権下の2009年に初めて立候補して当選した。(ワシントン=杉山正)

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