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 沖縄は23日、「慰霊の日」を迎える。太平洋戦争末期に激烈な地上戦が展開され、組織的戦闘が終わったとされる日だ。最後の激戦地となった沖縄本島南端にある平和祈念公園(糸満市摩文仁〈まぶに〉)では、沖縄県などが正午前から追悼式を開く。翁長雄志(おながたけし)知事が平和宣言を読み、安倍晋三首相も参列する。

 沖縄戦は1945年3月末に始まった。4月1日には米軍の本島への上陸が始まり、当時の県人口の4人に1人にあたる県民12万人以上が犠牲となった。日米の軍人を合わせると、死者は20万人に上るとされる。

 公園内にあり、昨年亡くなった大田昌秀さんが知事だった95年に建立された「平和の礎(いしじ)」には、氏名が判明している沖縄戦の戦没者らの名前が1人ずつ刻まれている。23日は多くの人が訪れて、死者を追悼する。県内各地では慰霊祭もあり、沖縄は祈りの日となる。(山下龍一)