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 スバルによる出荷前の自動車の検査不正が相次いで発覚した問題で、同社の次期社長に内定している中村知美専務執行役員は20日、「一刻も早く、二度と起こらないよう徹底した調査をして信頼を取り戻したい」と述べた。都内であった新車発表会で報道陣に答えた。

 検査する際の速度や湿度が基準外だった疑いを公表した5日以降、中村氏が不正について言及するのは初めて。「一連の不適切事案についてご心配とご迷惑をおかけしていることをおわび申し上げます」と陳謝した。

 主力SUV(スポーツ用多目的車)フォレスターの新車発表会。6年ぶりの全面改良で、上り坂などでの加速をよくしたり、新たにハイブリッド車を設けたりした。中村氏は新型車を説明した約5分の間に「お客さまの信頼を取り戻す」と3度繰り返した。

 無資格検査問題が発覚した昨年10月以降、次々と不正が判明し、現社長の吉永泰之氏は責任を取って代表権のない会長に退く。国内新車販売は7カ月連続で前年割れで低迷が続く。スバルは社長交代とフォレスターの投入で巻き返しを図るねらいだが、今後不正の影響がどこまで広がるかは見通せない。(高橋克典)

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