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 大阪府北部を震源とする18日の地震をめぐり、元大阪府知事で自民党参院議員の太田房江氏(66)が、自民地方議員のフェイスブックのコメント欄に「大阪は、府も市も、国土強靱(きょうじん)化をさぼっています」「追及するいいチャンスですよ」などと書き込んだ。災害を政治利用しようとする発言と受け取られかねず、太田氏は「誤解を招く発言だった」として19日に削除した。

 太田氏が朝日新聞の取材に明らかにした。太田氏によると、震源に近い大阪府守口市の自民市議の投稿にコメントした際、大阪府などが誘致をめざす2025年万博とカジノを含む統合型リゾート(IR)に言及し、「万博、IRを考えても、追及するいいチャンス」などと書き込んだ。

 大阪では地域政党の大阪維新の会が知事や大阪市長、守口市長などのポストを押さえ、自民と争っている。太田氏は「被災対応へのお礼を書き込んだ際、大阪の公共事業予算が少ないと考えているので、万博やIRを前に防災や国土強靱化の予算を検証する機会にすべきだということを伝えようとした」と釈明した。

 維新代表の松井一郎知事は20日、ツイッターで「職員も必死で災害対策やっている時に、この元知事はいい加減にしなさい」と批判した。

 太田氏は大阪府知事を2期務めた後、2013年の参院選比例区で初当選した。