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(20日、ポルトガル1―0モロッコ サッカー・ワールドカップ)

 試合開始の笛と同時に勢いよくプレスをかけ、攻撃を仕掛けたモロッコの出ばなをくじいたのがポルトガルのFWロナルドだった。

 前半4分、ロナルドはショートコーナーからMFモウティーニョが上げたクロスに反応した。身長185センチはサッカー選手の中で高い方ではあるが、特別に高いわけではない。それでもヘディングシュートで得点を何度も決めるのはボールにあわせる動きが秀逸だからだ。

 マークについてきた身長187センチのDFダコスタに対し、前に行く動作を一瞬見せる。相手が反応した瞬間に、今度は相手の後ろ側に入り込む。やすやすとマークを外し、ヘディングシュートをネットに突き刺した。「すごすぎて、ロナルド対策は無駄。できる限りのことをするしかない」とモロッコのルナール監督が前日、嘆いていたが、その通りの結果になった。

 初戦のスペイン戦での3得点に続いての得点で、今大会4点目。得点王レーストップで絶好調だ。前の試合と異なり、得点が勝利につながった。「大事なのは勝つこと。負けたら敗退に近づいた。B組1位で突破したい」とロナルド。大会初勝利で、前回は果たせなかった1次リーグ突破に向けて一歩前進した。(河野正樹