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(20日、ポルトガル1―0モロッコ サッカー・ワールドカップ)

 2強2弱と評価されているB組。ポルトガルにとってモロッコは勝ち点が計算できる相手のはずだった。それが「試合開始から運動量豊富に攻めてきて、びっくりした」とポルトガルFWロナルドは振り返る。

 前半4分にCKからロナルドが先制点を奪ったが、強烈に押し返してきた。モロッコはオランダやスペインなど欧州で育った技術のある選手たちを中心に、中盤から激しいタックルでボールを奪い、ドリブルで果敢に勝負を仕掛けてきた。

 ポルトガルは防戦一方に。「懸命にプレッシャーをかけて守り切ることができた」と振り返るのはDFフォンテだ。再三の攻撃、特にセットプレーには、DF陣を中心に体を張った。後半12分には、MFジヤシュのFKからMFベルハンダがヘディングシュート。ゴール左隅に決まりそうな軌道を、GKルイパトリシオが右手1本ではじくファインセーブ。最後までゴールを割らせなかった。

 選手たちは勝ち点を積み上げることの大切さを身をもって感じている。2016年欧州選手権は1次リーグで3引き分けとぎりぎりで通過、尻上がりに調子を上げて優勝した。

 今回も試合のできは決して良くない。だから、フォンテは言うのだろう。「もっとうまく試合を運ぶべきだった。正直に言えば、すぐに練習場にいって改善したい。でも大きな大会はまずは勝つことだ」(河野正樹