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 青森市の住宅地で女性が相次いで殺害された事件で、無施錠の出入り口付近で襲われるなど、二つの現場に複数の共通点が浮かんでいる。青森県警は同一犯の可能性があるとみて調べている。

 殺害されて見つかったのは、無職菊地のり子さん(67)と青果店経営小山和子さん(79)。菊地さんは自宅で12日に、小山さんは自宅兼店舗で19日に発見された。菊地さんは数日前に、小山さんも15日か16日に殺害されたとみられる。2人の住まいはいずれも閑静な住宅地にあり、100メートルほどしか離れていない。

 捜査関係者によると、2人はともに一人暮らしで、いずれも1階の施錠されていない玄関や勝手口を入ってすぐのところで倒れていた。司法解剖で判明した死因にも共通点があり、菊地さんは首を絞められたことによる窒息。小山さんも、胸や腹を刺された失血に加えて首を絞められたことによる窒息だった。

 また、2人の住まいはそれぞれ隣家と近接しているが、県警の聞き込みでは、いずれの現場でも、叫び声や悲鳴を聞いた周辺住民が確認されていない、という。小山さん方近くの女性は朝日新聞の取材に「小山さんが叫べばすぐに聞こえる。でも不審な声や音は聞いていない」と話す。2人の遺体には犯人に抵抗した際にできる傷などはなく、県警は、ともに争う間もなく殺害されたのではないかとみている。(板倉大地、仲川明里)