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 大阪北部地震でブロック塀が倒れ、4年の三宅璃奈(りな)さん(9)が死亡した大阪府高槻市の寿栄(じゅえい)小学校(児童341人)の田中良美(よしみ)校長が21日、市教委を通じ、「尊い命を守ることができず痛恨の極み」とのコメントを出した。

 田中校長は、璃奈さんについて「明るくて頑張り屋さん。みんなに好かれていた」と振り返り、倒壊した学校のブロック塀には「危険性を見つけることができていませんでした」と悔やんだ。

 同校はこの日朝、授業を再開し、地震後初めて児童たちが登校した。全校集会のほか、午後に保護者説明会が予定されている。

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 女子児童が死亡した高槻市立寿栄小学校で21日朝に開かれた全校集会での田中良美校長の発言は、次の通り。(市教委提供)

 おはようございます。今日はいつもと違う学校の様子だったけど、よく来てくれました。

 みんなの顔を見て安心しました。

 大きな揺れがきて、みんなこわい思いをしたと思います。この地震で壁が倒れて、4年生の三宅璃奈さんが亡くなりました。

 先生や大人、救急が駆けつけましたが、助けられませんでした。本当に悲しくて、時間を巻き戻したい思いです。

 なんで助けられなかったのかと。

 (璃奈さんは)、(学校の)代議員としてあいさつ運動をがんばってくれていました。また、児童会の司会をしていた姿が思いだされます。友だちにいつも囲まれていて、楽しそうな姿が忘れられません。

 笑顔がすてきで、夢に向かってとても頑張る子でした。

 先生たちは(璃奈さんを)忘れません。みんなも忘れないでください。(璃奈さんに)お別れするため、黙禱(もくとう)します。

 みんなこわい気持ち、不安な思いがあると思います。そんな時は我慢をしないで、助けを求めてください。話を聞いてくれる先生がたくさんいます。先生たちに心の中を話してください。

 今日から学校が始まります。先生たちはみんなが安心して学校生活を送れるように、頑張ります。

 安心して学校に来てください。